大型木造施設で未来に残る仕事を | みどりのキャリア

未来に残る仕事

京都にある株式会社リヴは「住宅ローンが終わったころに建て替えが必要となるような家ではなく長寿命、資産価値の高い家を建てたい」をモットーにし、地域景観に配慮した分譲住宅の販売など地域工務店ならではの家づくりをしています。さらにはNPOを設立し本来はライバルである地域の工務店と連携し共同分譲地を成功させたり、地域産木材を活用した非住宅事業などフラットな目線で事業展開をしています。そんな株式会社リヴの自社ビルは木造でできており建設当初は大きな話題となりました。なぜ大型施設を木造で建てようと思ったのでしょうか。
大型木造施設に取り組むことになったきっかけは
本社ビルの建築の時に「お客様には木造の良さを訴え地産材を使った木造住宅をすすめていながら自社ビルは鉄骨造・RC造りとはいかがなものか」という社長をはじめとした社員たちの思いでした。さらには国が木造建築物を推進する機運が高まっていること、地元工務店が非住宅の木造を建築することが社会から注目されている背景、市場拡大の波がきており木造建築への注目が高まっている!と判断。リブ本社ビルはRC造り1階・木造4階の5階建てとして建築されました。もちろん耐火仕様も万全で「西日本初の大型木造商業ビル」と取り上げられています。









自社ビル兼商業ビルとして運営されており、カフェやバンケットルーム・シェアオフィスなどもあります。
画像引用元株式会社リヴ


世界中で木造建築の大型化・高層化が進んでいる
世界中で木造建築の大型化、高層化が進んでいます。木材はサスティナブルな建材という考えが全世界的に広がっています。また鉄筋コンクリートの耐用年数超過が問題になってきています。鉄筋=無敵の神話はもう終わりを迎えています。

工務店にとって大型木造建築をてがけるメリットは

1)地域木材の活用による地域密着
2)地元の企業や職人の登用による地域活性貢献
3)地元の街並みへの景観貢献


などがあります。地元が盛り上がればおのずと街の価値があがり、住まう人の住宅の資産価値があがりますよね。

また大型木造施設のオーナーのメリットとしては

1)コスト面のメリット鉄骨造より10~20%安い
2)居住性能が高いので住居人が途切れない(断熱性・吸音性)
3)環境意識のプラス、環境共生の価値を高める

とはいえ、いきなり大型木造建築なんてどこからどう手をつければいいのか…と思うのは当然だと思います。株式会社リヴでは各工務店と連携して木造施設の工務店のシェアを広げたいと思い、「地産木造ビル推進本舗」を事業として立ち上げました。2019年の11月からスタートで現在加盟店を募集しているそうです。大型木造建築で未来に残る仕事に携わるのもとても夢があり素敵なことですね。

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